龍中ブログ
リハビリ室、作業療法のご紹介
龍中ブログ 2023年04月14日
皆様はリハビリテーションとはどのようなイメージをお持ちでしょうか?
テレビなどでよく見かけるのは、「運動」という印象ではないかと思われます。
リハビリテーションには全人間的復権という意味があり、尊厳・権利・人権を取り戻し、自分らしく生きることを意味します。
その手段として理学療法、作業療法、言語聴覚療法などあらゆる療法があり、自分らしく生きることを支援するのがリハビリテーション科の役目になります。
では、その役目の中で作業療法とはどのような事を示すでしょう?
作業療法は人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの現場で行われます。
対象者が生活するにあたり大切にしている作業に焦点をあて、治療、指導、援助を行います。
例を挙げると「夕飯の食事をつくりたい」というご希望に対して、身体的回復・炊事場で料理ができるように環境を整える・現在の能力を考慮した簡単な料理を指導するなど様々な視点で作業が達成できるように支援します。
龍野中央病院での具体的な作業療法をご紹介します。
様々な障害により体の動きが難しい患者様に対し関節を正常に近づける・筋力をつける・麻痺の改善を目的に手芸や工作を取り入れ、動作の改善を目指します。また、入浴・食事・トイレ・身だしなみ・服を着るなど習慣的に行う日常動作の練習や自助具の使用し生活を行えるよう支援します。
時には精神的ストレスで無意欲となり、少し生きがいを感じられない患者様に、散歩・音楽鑑賞・工作活動・趣味などを行い精神的に健康になっていただけるよう支援します。
上の写真は、ユーモアな作品を笑顔になりながら健康を目指し作成した作品です。
当院では様々な療法から患者様がより良い生活が送れるよう支援を行っています。
相談等があれば、お気軽にお問合せください。