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人工透析室(水処理装置について)

ブログ 2019年04月24日

 前回(約1年ほど前)は、透析室のお仕事の一部として、水処理装置の説明をさせていただきましたが、

今回はその先について簡単に説明させていただきます。

 

透析液作製の流れは、下図(血液浄化療法ハンドブックより)のようになります。

 

 透析を行うために不可欠な透析液は水処理装置の様々なフィルタや装置によって原水が一定の水質基準を

満たす透析用水になったのち、透析液供給装置でで透析液が作られます。

 

 図のようにA液とB液、そして透析用水を1:1.26:32.74の割合で希釈混合して透析液が各監視装置に供給され

ます。

A液、B液(粉末の場合もある)には、様々な物が含まれており、これらによって透析時に体内のナトリウムやカリ

ウム、塩素といった電解質を是正します。

 

透析液、そして水処理装置や透析液供給装置の管理も臨床工学技士の仕事です。

透析室 小川