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糖尿病内科

特徴

糖尿病内科

糖尿病を患っている方は、糖尿病を疑われる方も含めると本邦で約2000万人と言われております。糖尿病の初期は特に症状もありません。
しかし血糖が高い状態は確実に体を蝕んでいきます。血管の動脈硬化が進行することにより視力を失ったり、腎機能低下に伴う維持透析導入、心筋梗塞、脳梗塞といった疾患を合併します。また癌も1.2~2.0倍ほど増加することが知られております。

糖尿病の合併症としては以下のものが重要です

  1. 糖尿病性腎症
    細動脈が障害され、腎不全を引き起こします。放っておくと人工透析が必要になる場合もあります。
  2. 糖尿病性網膜症
    眼の細動脈が障害され、網膜に微小な出血を起こします。進行すると失明することもあります。
  3. 糖尿病性神経障害
    神経障害を起こし、主に手足の感覚障害を引き起こします。特に足先の感覚が落ちると怪我をしても痛みを感じなくなるので、気づかないうちに重症化することがあります。
  4. 糖尿病性足壊疽
    足の血管が動脈硬化を起こし狭窄や閉塞すると、足先の血流障害のために指先が壊死してくることがあります。重症の病気で放置すると重症の感染症などを引き起こします。


原因としては、自動車などの発展に伴う運動不足や高脂肪食などに伴う肥満、そして加齢などが主です。
歳をとると膵臓もインスリンを分泌する能力が衰えます。
糖尿病治療の3本柱は、食事療法、運動療法、薬物療法ですが、最も大切なことの一つは正しい知識を持って糖尿病とうまく付き合って行くことと考えております。

外来では短時間ですが、初診の方には図を用いて糖尿病の病態についてご説明をしております。
また食事は管理栄養士、運動やフットケアをリハビリテーション部スタッフ、糖尿病療養指導士を通じて知識提供を行っております。
また当院では、常勤眼科医、非常勤皮膚科医とも連携し合併症の相談が可能です。2016年から循環器内科で心臓カテーテル検査も可能となり、糖尿病をお持ちの方の狭心症、心筋梗塞、下肢動脈狭窄症の血管内治療も行っております。どうぞ、お気軽にご相談ください。

主なスタッフ紹介

井上喜通

コメント
現在当院では龍野の皆様が安心して暮らせるよう、外来~入院~在宅復帰までの幅広い診療を展開しています。特にご高齢の患者様の人生を楽しく元気なものにするため、リハビリテーションに重点を置いた診療に力を入れています。
今後も糖尿病診療を中心に地域医療・介護・福祉のために一層の努力をしていく所存です。
役職
院長
資格
日本糖尿病学会専門医・指導医
日本内科学会総合内科認定医
日本内分泌学会専門医
臨床スポーツ医学専門医
日本医師会認定産業医
対象疾患
糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病を中心とした、内科疾患全般

井上 喜文

コメント
糖尿病の診療を専門としています。大学院では骨粗鬆症等の骨代謝に関する研究を行っていました。バセドウ病、橋本病などの甲状腺疾患なども診療しています。専門分野に限らず内科疾患全般への対応を心がけ、皆様の健康に寄与できるよう精励致します。
資格
日本内科学会総合内科専門医
日本糖尿病学会糖尿病専門医
医学博士
対象疾患
糖尿病、高血圧、脂質異常症等のメタボリックシンドローム
内分泌疾患を含む内科疾患全般