理事長あいさつ

龍野中央病院 理事長
井上喜文
前理事長の退任に伴い、令和8年8月1日より職責を引き継ぎ、医療法人社団緑風会の理事長を拝命いたしました。就任にあたりご挨拶を申し上げます。
私はたつの市の出身で、平成23年4月より当院内科全般、特に糖尿病を中心に携わってまいりました。前理事長の下、健康寿命を意識し一人ひとりがもつ力を最大限に生かしながら、外来、入院、在宅、介護のそれぞれの場で多職種連携によるチーム医療を通じて、地域でご家族やご友人とともに過ごせるよう支えてまいりました。
現在、たつの市及び近郊では、人口減少、高齢化、独居、高齢夫婦世帯が増加しております。高齢になるほど、複数の疾患に加えフレイルや認知症を併せ持つ方が増え、一つの診療科だけでは完結しない医療が求められています。当院は高度急性期病院とは異なる役割を担い、それぞれの医療機関が持つ機能を生かしながら、高度急性期を担う医療機関や地域の診療所、介護施設と連携し、地域に必要な入院医療を担います。また、高齢者に多い心疾患に対応すべくたつの市で初めて心臓カテーテル治療室を開設し、冠動脈CTを導入しました。心臓リハビリテーションにも取り組んでおります。さらに神戸大学医学部附属病院循環器内科および耳鼻咽喉科、皮膚科の各医局ならびに姫路赤十字病院泌尿器科、整形外科から医師の派遣を受け、地域においても専門的な医療を受けていただける体制を整えております。医師招聘が容易でない西播磨地域に継続してお力添えをいただいている関係各位に、心より感謝申し上げます。
今後はさらに救急搬送の受け入れを進めるとともに、高度急性期病院からの転院を迅速に受け入れ、急性期病床、地域包括ケア病床、療養病床それぞれの機能を生かし、治療から回復、そして退院後の生活まで切れ目なく支えてまいります。
また、良い医療を提供するためには、ここで働く職員が誇りとやりがいを持ち、互いに協力しながら力を発揮できる環境が不可欠です。人材育成、多職種連携、DX、業務効率化に取り組むとともに、地域の皆様に当院の取り組みを積極的に発信してまいります。職員一人ひとりが互いを「尊敬」し「感謝」の気持ちを持って「協調」し合える、より働きやすい職場を皆でつくり、限られた医療資源の中でも、持続可能な医療提供体制の構築してまいります。
病気になっても高齢になり介護が必要になっても、住み慣れたこの素晴らしい西播磨地域で安心して暮らし続けられる。その生活を支えるため、今後も皆様に必要とされ、信頼される病院であり続けられるよう、微力ながら全力を尽くしてまいります。
今後とも、医療法人社団緑風会ならびに龍野中央病院に、変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
令和8年8月吉日
医療法人社団緑風会
理事長 井上喜文

