患者さん向け
透析室のお仕事(使う針のお話)
患者さん向け 2021年04月26日
みなさんこんにちは。
臨床工学技士の小川です。
新型コロナウイルスの影響により、日頃かの生活でのマスク着用が欠かせない状況のなか
私たち透析室も感染対策を十分に行いながら日々の業務にあたっています。
今回は透析業務の一つである穿刺(針を刺す行為)についてお話したいと思います。
多くの透析患者さんはシャント(人工につくった血管)に針をさして透析を行います。
最低でも2本の針を患者さんの腕に刺す必要があり、使用する針も普段みんなさんが見られている針より太いものを使います。
針を刺すたびに患者さんには痛い思いさせてしまいます。
少しでも患者さんの苦痛を減らせるよう、集中し神経を研ぎ澄まして穿刺を行っています。
(実際に使用する針)
透析で使用する針は、針を刺し抜くと内針は血管内に残る様な特殊な仕様になっています。
種類もたくさんあり、当院では5種類の針を患者さんや血管の状態に合わせ使い分け少しでも患者さんに負担の無いように心がけています。
穿刺はもちろんですが、透析治療は非常に神経を使う場面が多くありますが、
私たちは透析患者さんに寄り添えるように、技術・知識の向上に務めています。
大変な治療ですが私たちと一緒に頑張って行きましょう。
ブログ担当 透析室
小川