新年度を迎え、早いものでもう5月も終わりに近づいてきました。
今月のブログは、地域連携室が担当します。

新型コロナウイルス感染症の位置づけが２型から５型に移行しましたが、ご高齢の患者様が多く通院、ご入院されている当院では、まだまだ気の抜けない日々が続いています。
　　　　　 　　　　　　　　　　　

さて、地域連携室には、ご家族様から「高齢の両親と離れて暮らしているので、何かあった時に心配で・・・。」というご相談がよく寄せられます。同居したり施設へ入所したりすると確かに安心ですが、住み慣れた地域から引っ越すことは、ご高齢の方にとってはとてもハードルが高いようです。

先日、ご入院中の患者様から「一人暮らしをしているけれど、家のテレビに孫の写真が流れてくるから見ると元気になる。たつの市の情報も流れるし、ゴミ出しの日も教えてくれるんや。この前の大雨のときも、避難所の案内があったな。」という情報を教えていただきました。
「そんな便利なサービスがあるの！？」と思って詳しく調べてみると・・・

『家族と離れていても安心して暮らせるよう、ＩＣＴ（情報通信技術）を活用した見守りやコミュニケーションを支援する便利なサービス』のことで、いろいろな企業が取り組み始めているようです。テレビやスマートフォンで気軽に始められるのも魅力です。
（たつの市には「ＩＣＴ活用高齢者見守り支援事業（購入費一部負担）」という制度がありますよ。）

高齢者の一人暮らしが増えている現代で、見守りのニーズが日々高まっているのを感じます。これらのサービスの活用を考えてみてもいいかもしれません。