ホーム  >  新着情報  >  患者さん向け

患者さん向け

コロナウイルス感染後のワクチン接種について

患者さん向け 2022年12月02日

Q,新型コロナウイルスに感染したことのある人は、

 ワクチンを接種することができますか?

 これまでに接種した新型コロナワクチンの接種回数及び種類にかかわらず、

 新型コロナウイルスに感染した方もワクチンを接種することができます。

 新型コロナウイルスに感染した方でも、これまでに接種した新型コロナワクチンの

 接種回数及び種類にかかわらず、ワクチンを接種することができます。これは、この

 ウイルスが一度感染しても再度感染する可能性があることと、自然に感染するよりも

 ワクチン接種の方が、新型コロナウイルスに対する血中の抗体価が高くなることや、

 多様な変異に対する抗体の産生も報告されているからです。

 米国CDCでは、感染歴にかかわらず、生後6ヶ月以上の全ての人にワクチン接種が推奨

 されています。これには、感染後の症状が長引く人も対象に含まれています。蓄積されつつ

 あるエビデンスによると、より感染性の高い変異株が流行している状況下においても、感

 染後のワクチン接種が、その後の感染に対する防御をさらに高めるとされています。

 

 感染後、体調が回復して接種を希望する際には、その治療内容や感染からの

 期間にかかわらずワクチンを接種することができます。モノクロ-ナル抗体

 や血漿療法による治療を受けた場合も、本人が速やかにワクチン接種を希望

 する場合には、必ずしも一定期間を空ける必要はありません。

 

 米国CDCは、過去に抗体製剤(モノクローナル抗体または回復期血漿)の投与を受け

 た方も、接種を延長する必要はないとしています。

 感染症歴のある方に対する追加接種(従来の1価ワクチンにおける)については、諸外国

 の動向や、現時点で得られている科学的知見等を踏まえ、厚生労働省の審議において議論

 された結果、初回接種を終えた後に感染した方では、体調が回復してから3回目接種までの

 間隔について、暫定的に3か月を一つの目安にすることとされました。

 この目安は、従来の1価ワクチンによる3回目接種に対するものです。オミクロン株対応

 2価ワクチンによる追加接種については、現時点では、こうした目安はなく、感染症からの

 期間にかかわらずワクチンを接種することができます。

 ただし、この場合も、3回目接種は2回目接種から所定の期間が経過している場合に限り

 ます。(例:2回目接種から4か月後に感染し、その後回復した場合、3回目の接種は2回目

 接種から7か月後が一つの目安となります。

 なお、感染から回復後、期間を空けずに追加接種を希望する方についても、引き続き接種の

 機会を提供していきます

 隔離期間中は、感染症(他の方へ感染させる可能性)が十分低下していないので,外出はお控え

 ください(濃厚接触あも同様です)。

 (厚生労働省 ホームページより抜粋)